中卒の私が独学でTOEIC965点を取った誰にでもできる学習方法

投稿者: | 2017年1月23日

私は中学校2年生の頃からほとんど不登校になり、学校の勉強はほとんどしませんでした。その後アルバイトから正社員への道が開け、なんとか社会人として今まで生きてきました。もともと読書が好きだったこともあり、社会人として生きていく上で一般教養はそこまで問題なかったのですが、英語に関しては「象って英語でなんて言うの?」と聞かれて「パオ!」と答えたり、「シマウマは英語でなんて言う?」と聞かれて「ボーダーホース!」と答えたりするようなレベルで、成人しても中学生レベルの英語も全然できませんでした。
社員旅行でハワイと韓国に連れていってもったときのも、周りの人がサポートしてくださったので一言も英語を発する機会はありませんでした。
もっと他の国が見てみたい!とずっと思っていましたが、言語の壁が怖く、いつも日本国内の旅行で我慢していました。
そんな22歳の夏、ベトナムに行かないか?と友人に誘われました。一人では怖いけど友人となら、とオッケーをし、首都のホーチミンシティへ行きました。
ところが着いた翌日、友人は熱を出してダウン。せっかくベトナムまで来たのに何もできないのはいやだ!と一人で夜の街に繰り出しました。
どこに行っていいかわからない私は外国人がたくさん集まっているバーのカウンターに一人で座りました。
一人でしばらく飲んでいると、隣に来た西洋人が声をかけてきました。全然何言っているかわかんない。笑。でも一生懸命にゆっくりと話しかけてきてくれて、彼がオーストリア人だということ(最初はずっとオーストラリア人だと思ってた)、同い年だということ、彼の友達も体調を崩してホテルで休んでいるということ、がわかりました。
そこで、旅の指さし会話帳を片手にカタコトでなんとか彼とコミュニケーションを取っていると「Facebookのアカウントは持っているか?」と聞かれました。私は「Facebookって何?」と聞くも、説明されるがよくわからず。8年も前のことなので、日本ではmixi全盛でFacebookなんて誰も使っていませんでした。
彼は
——————
Facebook
****** ******(彼の名前)
——————
と書いた紙切れをくれて、これで俺を探してくれ、これからも連絡を取り合おう。といってくれました。
日本に帰ったあと、さっそくFacebookに登録して彼と友達になりました。
そのとき、こんな風に世界中に友達ができたらなんて素敵なんだろう!
そして、世界の行きたい場所に一人で行けたらなんて楽しいんだろう!
と夢が広がりました。
きっと、ほとんどの人は海外旅行をすると同じような感覚を持ちますよね?そして英語の勉強でもしようか…とはじめて、しばらくすると熱が冷めてやめてしまう。
私も熱しやすく冷めやすいタイプと自覚をしていたので、3ヶ月だけ本気で勉強をしてTOEICで600点を目指そう!と決めました。
そして、実際に3ヶ月後にTOEICを受けたところ、705点取れましたので、本当に本当に英語が苦手な人でもちゃんと取り組めば3ヶ月でこれだけできる!という方法をご紹介したいと思います。
そして、この705点が取れてしまえば900点台もすぐそこです。私は965点のスコアを持っていますので、その説明は700点を取得するための勉強法をご説明したあとにご紹介します。

まずは3ヶ月で3つの基礎+αを鍛えて700点台を目指そう

では、どうすれば英語が苦手な人がたった3ヶ月で700点を超えることができるのでしょうか?
これは英語の3つの基礎を鍛えることで可能になります。

基礎単語を覚える

TOEICで使われる単語の数はかなり限られています。
まずは基礎単語をしっかりと覚えることが大事です。
基礎なくして応用なし、です。

カラー版 TOEICテストに でる順英単語

こちらはTOEICテストに出やすい順番に単語が並べられているので効率がいいです。
私は965点を取ったときも、語彙本はこの一冊しかやっていませんが十分でした。
この中でもパート3までは100%覚え、できればパート5あたりまですべて覚えることを目標にしてください。
更に残りのパートも70~80%は最低でも覚えましょう。
この本にはCDがついていないので、発音などに不安がある人は他の教材も併せて利用する方がいいかもしれません。
これができれば単語は十分ですが、以前の私のように中学英語すら不安…という人は、これ以前の超基本単語をまずは覚えましょう。

CD付 改訂版 キクタン【中学英単語】高校入試レベル (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)

これは900単語ほどの中学校レベルの単語が載っています。
この2冊をやればTOEICの単語は95%ほど理解できるようになります。

単語は何よりも大事ですので、辛いかもしれませんがここは一気にやる気があるうちにやっていまいましょう!
熟語に関しては効率が悪いので私はやりませんでした。

基礎文法を勉強する

単語がいくら大事とは言え、文法が全くわからないと、単語をどのように並べたらいいかわかりません。
「子供は文法なんて学ばないけど話せるようになるじゃないか」
と言う反論をする人がいますが、こういう人は間違いなく外国語ができません。
出来たとしても、それは本当のバイリンガル。勉強をしたことがない人です。

これは本当に単純なんですが、文法というのは話すためのルール。
ルールを学ばないでも話すことはできます。そして、それを膨大に繰り返せば、ルール自体は勉強してないのでルールに沿って話すことができるようになります。
でもそれには膨大な時間が必要。
もしあなたが5年間英語の環境にどっぷりつかり、日本語を全く使わないようにできる環境にあるのであれば文法の勉強はしなくていいと思います。
でも、そんな人はほとんどいませんよね?
だから、近道を知るために文法を勉強するのです。
学校で文法の勉強が退屈だったり苦痛だったりした記憶がある人は、きっとこれを避けたいと考えると思います。
でも、文法は英語学習の最短ルートを通るためには必ず必要なものです。
だから、楽しんで勉強してください。

以前の私のように中学英語の文法すらちんぷんかんぷん、という方はまずこの本をやりましょう。

新TOEICテスト 英文法をはじめからていねいに (東進ブックス)

わからなくてもとにかく3回読んでください。
2回、3回と読み進めるうちに意味がわかるようになります。
また、単語を既に学んだあなたはすらすらと読めるようになっていく自分に気づき、勉強が楽しくなってくるはずです。
この本に書かれている文法は本当に最低限のものですので完璧にしてください。

ただし、この本ではわからないことがあったときに辞典的に使うことはできません。
そこで、さらに細かい内容を網羅したこの本は手元に置いておいてください。

総合英語Forest 7th Edition

できれば苦痛でも2~3回読んでいただきたいのですが、これは余裕がある場合で大丈夫です。
でもこの本の内容が完全にできるようになると、TOEIC900点台も夢ではなくなります。

使いまわしのきくフレーズを覚える

ここまでの基礎単語と基礎文法ができるようになったあなたは、かなり英文を読んでも理解できるようになっているはずです。
ただ、まだ文法を実践的に使う方法に慣れていません。
これは、直接的にTOEICに役立つというよりも、英語の総合力を高める上で役に立ち、結果的にTOEICの点数にも結び付く学習法ですが、使いまわしのきくフレーズを覚えるのは大変有効です。

CD付 ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100 (スティーブ・ソレイシィの英会話シリーズ)

この本は本当に優秀で、英会話でも本当に役に立ちます。
ここに載っているフレーズはなるべくすべて覚えるようにしてください。
既に基礎単語と文法をマスターしているあなたにはそんなに難しくはありません。
あとはそれぞれのフレーズの動詞や単語を少し変えるだけで、かなり会話ができるようになります。

発音も勉強すると効率的

この3つをクリアすれば、あなたはもうTOEIC700点台になる実力はついています。
ただし、リスニングの練習をもう少ししておくと安心感があるかもしれません。
そこでお勧めしたいのがこちらの教材。

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる

はい、リスニングを制覇するには、まずは自分の発音を意識することです。
日本語には英語特有の発音がわかるようになると、リスニングがかなり楽になります。
私は留学したことは一度もありませんが、よく「アメリカに住んでいたの?」と外国人に聞かれます。英語耳を何度も繰り返し練習したおかげで、かなり発音がよくなったようです。

多読は英文に慣れる

一方のリーディングは、できる限り数をこなすことが重要です。
TOEICではかなりの量の英文を処理することが求められるので、英文をたくさん読むことに慣れておくことは重要です。
そこで多読をおすすめしたいのですが、「読める!」という感覚をつかむために、なるべく簡単で楽しい教材を使うことをお勧めします。

Penguin Readers: Level 2 ALICE IN WONDERLAND (Penguin Readers, Level 2)

ペンギンリーダーズのシリーズはレベルごとに語彙数が制限されており、しかも巻末には単語の説明が載っているため、基本的に辞書を必要としません。
辞書を使わずに「読める!」感覚を覚えるにはもってこいの教材だと思います。
種類も豊富にあるので、あなたの興味にあった本を選んで読んでみてください。
私はこのシリーズのレベル1~4を合計30冊以上は読んだと思います。

余暇の時間には音楽や映画で楽しく英語に触れる

勉強!と気張らずに日常的に英語に触れて楽しむことも大事だと思います。
私はもともと英語の歌詞は意味がわからないので邦楽しか聞いていなかったのですが、英語を勉強し始めてから洋楽も聞くようになりました。
そうすると、単語の勉強をしていたときに出てきた単語が歌詞で出てきたり、意味のわからなかった歌詞が英語の例文で出てきて意味がわかるようになったり、というように意外と英語の勉強の役に立ちました。
リスニング力向上にどれだけの意味があるかは不明、いや、正直それはあまり期待しない方がいいと思いますが、それでも日常的に英語に触れるのはいいことだと思います。
もちろん洋画を日本語字幕でもいいので英語の音声で見るのも以外な発見につながります。
あ、あの単語がこんなところで使われている!こんな意味があるんだ!という発見は、その後の単語の記憶の定着を助けると思います。
ただし、効率は決してよくありませんので、勉強時間としてカウントはしないでください。

公式問題集以外の問題集は不要

英語力がある程度ついてきたら、公式問題集をやりましょう。

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

これはほとんど過去問みたいなものなのでとても重要です。
他の模擬試験形式の問題集などははっきり言ってやる必要がありません。
公式の問題集だけやりましょう。
問題集をやるときに、1つだけ注意点があります。
それは、緊張感を持って「時間をしっかり計ってやること」です。
リーディングパートは時間との勝負です。
1回目は絶対に時間が足りなくなりますので、どれだけ時間が足りないのか、どうしたら時間内に解けるようになるのか、考えながらやってください。
そして、これはやって答え合わせをしたらおしまいではありません。
間違えた問題をしっかりと理解することが必要です。
その問題を間違えたのは、単語がわからなかったからなのか、文法がわからなかったからなのか、聞き取れなかったからなのか、焦ってしまったからなのか。
そして、次に同じ問題が出たら必ず解けるように学習してください。
これをしっかりやれば、700点どころか、800点台も見えてきます。

モチベーションが肝心

そして、最後になりますが、英語の学習に限らず、学習を進める上で最も大切なものは「モチベーション」です。
あなたはなぜTOEICで700点を取りたいのですか?
昇進・昇給に必要だからですか?
転職に必要だからですか?
外国に行きたいからですか?
外国人と会話をしたいからですか?
その、動機を大切にしてください。
そして、モチベーションが低下しているときには学習をしないでください。
それは効率が悪いだけでなく、英語が嫌いになってしまうからです。
私はモチベーションが下がってきたときにはいろいろな本を読んだり、映画を見たりしていました。

TOEIC700点台から900点台にするための勉強法

でる順英単語を100%覚え、Forestの文法の90%を理解し、100フレーズを覚え瞬時に使えるようになった上で、発音・多読・公式問題集をしっかりこなせば900点は取れてしまいます。
ここに熟語の勉強を加えるといいかもしれませんが私はやりませんでした。
公式問題集のリーディングに限っては、精読もし、しっかりと文章を理解する勉強もした方がいいと思います。

私は705点を取るために勉強した内容も、965点を取るために勉強した内容も、ほとんど変わりはありません。
ただ、705点のときには70パーセントしか理解していなかったものを、965点のときには90パーセント理解していたんだと思います。
難しい単語を覚えるくらいなら、簡単な文章を早く何回も読みましょう。

TOEIC900点台の実力

はっきり言ってTOEICで900点を取ったところで、やっと英語の基礎がマスターできた、というレベルで、全然上級者ではありません。
だからこそ、上でご説明した基礎単語・基礎文法・基礎フレーズをクリアすれば、TOEICでもそれなりの点数が取れるようになります。
そして、その上で英会話が上達したいなら英会話の練習を、映画を字幕なしで見たいならその練習をすることが大事です。
ただ、上の基礎がある状態で英会話の練習をするのと、それがない状態で練習するのでは、成長のスピードが全く違います。
上で説明した内容は独学ですべてできることです。
だから、留学しようと思うなら最低でもこのレベルは自分で勉強してからいきましょう。そうでないと、あっちで1年間勉強してこの程度の英語力しかつきません。基礎をおざなりにしたら、下手したらそれよりひどいかもしれません。
そんなお金を払うよりも、まずは自分の時間をしっかりと投資しましょう。

中級・上級の勉強を始める準備ができた状態、と考えるといいと思います。

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